スウェーデン 離婚率は高くても幸せ???
Hej :-)
スウェーデンの結婚、カップル事情ってどうなってるの?
スウェーデンへ来て、スウェーデン人(北欧人)の結婚に対する思いが日本とは全くもって違うということに驚きました。
スウェーデンは世界を代表する福祉国家ですが、実は世界でも上位にランクインするほど離婚率が高い国なんです。
日本ではどのくらいか知っていますか?
なんと3組に1組です。こうやって数字で見ると改めて離婚率が高まって来ていることがわかりますね
ではスウェーデンは???
47パーセント、つまり2組に1組!!!
という驚くべき離婚率がみてとれますよね🤔🤔
ではなぜスウェーデンでは離婚率が高いのでしょうか?
今回はスウェーデンの結婚、離婚、またカップル事情について触れていこうと思います。
スウェーデン独自の制度 サムボ制度って?👀
スウェーデンには、1988年から施行されているサムボ制度という法律があります。スウェーデン語で"同棲"という意味です。要は「事実婚」です。
サムボは法律上で家族として認められています。そのためスウェーデンには結婚をせず、パートナーとサンボの関係で暮らしている人が多くいるのです。なので日本のように正式に結婚せずお試し期間のようなサンボ関係のまま子供を育て、一生暮らしていくカップルも珍しくないんです。
サムボは結婚とは違い財産を個人で管理することができるので別れることになった時、財産分与の問題がありません。つまり「別れるのが簡単」なんですよね。
でも、、、
別れてしまったら女性の生活費や子供の子育てはどうなるの?と思いますよね。
スウェーデンは専業主婦率がわずか2%。ほとんどの女性が結婚後も仕事をしています。ちなみに国民の幸福度ランキングは8位と世界トップレベルです。
日本の専業主婦率は38%ですが、国民の幸福度は46位とかなり低いです。
この数字を見ても、「専業主婦=幸せ」とは言い切れないようですね。
共働きが普通のスウエーデンでは”男女が同等のレベルで子育てに責任を持ち、お金を稼ぐ”といった意識が根付いているようです。
むしろ女性は自立しているのが前提なんです。
カップルにしても日本であればデート時のお会計は男性という暗黙の決まり??
がありますが、ここ北欧社会ではデート時には必ずといっていいほどお会計は割り勘なんです。
むしろ女性にしてみれば、「お金ぐらい自分で払えるわ、払おうだなんて私がお金を持っていないとでも思っているの?」ぐらいに思う女性が多いくらい男女平等が進んでいるんです。
しかもどこの飲食店に行っても
金額を人数で割れることがほとんどで、システムが整っているのでとっても楽です。日本だと無理な場合が多いいですよね。
話が脱線してしまいました、、、
別れてしまったら女性の生活費や子供の子育てはどうなるの?ということに関しては、
上記の事実から女性は生活費を心配する必要はないみたいですね。
日本だと、離婚した後に女性が専業主婦だった場合
生活費を稼ぐためにアルバイトを必死にしたり、生活保護費をもらったりなど、女性にとって離婚は厳しい選択になりかねますよね。
そういった意味では所得が理由で苦しむ人々が増えないよう
男女平等社会を実現すべく日本も変わっていくべきなんでしょうね。
そして子供の子育てについてなのですが、
離婚後、子供は1週間ごとに母の家と父の家とを行き来しながら生活することが多いそうです。
扶養家族の制度がないスウェーデンでは両親のどちらかが引き取るということはあまりありません。
そしてスウェーデンには「両親が離婚しているから可哀想」という考えもありません。
実際私の知り合いのスウェーデン人男性の家(離婚していらっしゃる)にお邪魔した際、
その男性と元奥さんが普通に笑いあってあたかも夫婦であるかのように喋っていた時はびっくりしました。
その男性(推定約40代後半?の方)には現在彼女がいらっしゃるようなんですが、日本で離婚後にも友達関係のように戻るなんてことはまあ有り得ないことなので度肝を抜かれました笑
でもそうやって笑い会えるのも素敵ですし、子供にとっても快適な環境なのではないでしょうか。
年齢に関係なく恋愛を楽しめる文化、自分の直感と今を大切にする文化、素敵だと思います。
国が違うだけで恋愛感も結婚感も全然違う、とっても面白いですね。
Hej då 👋